恐喝未遂で逮捕されたS氏に面会に行った時のことを書きました。⇒人間関係を断捨離したことで取り戻せた穏やかな生活【第4話】
ちょっと穏やかではない話になりますが、恐喝未遂で緊急逮捕されると、10日間の勾留期間があり、身柄を拘束され、取り調べが行われます。
さらに取り調べが必要と判断されると、勾留期間がまた10日間延長するのです。
S氏は延長後も全く出られる様子がありません。というのも、勾留期間中に起訴となり、さらに拘束を余儀なくされたのです。
「天罰だ」と心の底から思いました。
S氏には元々お世話になっている弁護士さんがいたのですが、S氏に対する優先順位が低く、あまりに対応が遅いので、どうしたものかと、I子が私に相談してきたのです。
I子的には、好きな人のためだったら、被疑者であろうと、容疑者であろうと何とかしてあげたかったのでしょう。
今から思うと放っておけばよかった…と思うことなのですが、情けからか、仏心からか、未だ理解不能なことに、優秀な若手弁護士をS氏に紹介したのです。
これを機に一気に事が好転し、あれよあれよという間に解決です。
結局、執行猶予がつき、実刑を免れたのです。本人の拘束期間中の態度が良かったこともあったかとは思いますが、やはり、弁護士さんの力は大きかったようです。
晴れて自由の身になったS氏は、刑務所から出てきてからすぐ、お寺に修行に行ったようです。滝にでも打たれたのでしょうか…。
改心して、やっと真っ当な人間になるんだと、少し期待した矢先のことです。完全に期待を裏切るようなことをまたまたやらかしました。
そもそも、S氏のコンプレックス(劣等感)から自らを守る方法は病的であり、これは、カウンセリングを受ける以外治ることはないと再認識させてくれた1件でした。
真の嘘つきは、嘘をつきながら、その嘘そのものが真実であるかのような錯覚をするのです。完全に病気ですね…。
病気は本人が治そうと思わない限り治りません。ちーん…。
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