当ブログでも、我が母が、片付けられない人であることを何度か書きました。
父の容態が急変してから、片付けをしないといけないというスイッチがやっと入ったようでした。
実家の仏壇は2階にあります。2階は4畳半二間。
お坊さんには急な階段を上ってもらわないといけません。
それより、お坊さんの座るスペースすらありませんでした。
というのは、この二間に、足の踏み場もない程の服やら座椅子やら、得体の知れない物やらで埋め尽くされていたからです。
汚部屋というよりゴミ置き場。
もはや部屋ではなく、ゴミ置き場。
なかなか適切な言葉が見つかりません。
祖父母が亡くなってから誰も使わなくなってしまい、物置からゴミ置き場へと変化してしまったのでしょうね。
それでも法事でお坊さんが来られた時は、ゴミの大移動をさせられたと姉から聞きました。
よく運んだな~と感心した程です。
実家に帰る度に2階へ上がってみたものの、物が減るどころかさらに増えてる!?と思えるほど…。
くわばら、くわばら…。
言うと機嫌が悪くなるので、様子を見ていました。
カラダが丈夫ではない母に、無理は言えません。
ところが、父の容態が急変してから、スイッチが入ったようなんです。
父が亡くなった翌朝、実家に帰って2階に上がってみると、ゴミがない!
仏壇があるだけで、障子も貼り替え、スッキリ明るくキレイになっているじゃないですか。
毎日、毎日片付けをして、業者さんに粗大ゴミの引き取りもお願いし、不要なものは全て処分したそうです。
やっぱりキレイな部屋は居心地がいい♡
2階の二間は元々日当たりがよく、冬でもポカポカなんです。
片付くと、寛げる場所があるので、いたくなる。
また帰りたいって思うようになりました。
今回の母の行動を見て気づいたことですが、断捨離や片付けってやろうやろうと思ってできることではなく、それぞれにスイッチの入れどころがありますね。
きっかけさえあれば、やる。
きっかけがあるとスイッチが入る。
自分で自分のスイッチを入れるには、人を招くことが一番かもしれません。
気づいたことは他にもあって、汚い部屋でも慣れると、慣れる。笑
汚い部屋でも慣れると、諦める。
頭を使わないと汚いことに慣れやすいとも思いました。
母も立派な高齢者です。これからもっとふんばりが効かなくなることが予想されます。
マメに帰省して、片付けを手伝うようにしたいと思っています。