シンプルライフに欠かせない食生活をシンプルにしてくれたモノ

シンプルライフを目指すからには、食生活もシンプルにしたい。こう思うようになってから、特に欠かせないモノがお塩です。

でも、塩分は控えないと…ですよね。

この塩分ですが、とは別物であることは、もうご存じですよね。

 

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「塩分控えめ」「健康のため塩分の摂りすぎには注意しましょう」このようなフレーズを今まで何度目にし、耳にしてきたことでしょう。

私の母を見ていても、塩分にはかなり気をつけているように思います。もう常識ですよね。

私自身は自他共に認める健康オタク。でも、動物的勘なのか、このことだけは素直に聞き入れられませんでした。

だから、ずっとお塩選びには拘ってきたし、進んで食べ続けています。

 

塩分と塩の違い

むかし、むかし、塩は人が食べるためだけに少しあればいいものでした。

ところが、近代工業が盛んになるにつれて、塩は工業用になくてはならないものとなったのです。

石油の精製をはじめ、塩素系工業用、防腐作用、石鹸、染料、ゴムなど、使用は多岐に渡ります。

 

工場では塩を大量に消費します。そのため、安く製造することができる塩が使われるようになりました。これが、ミネラルを含まない純粋な塩化ナトリウムといわれる物です。

この塩化ナトリウムを人も口にしていて、塩分と言われています。

まとめますね。塩分とは、ミネラルを含んだ自然塩のことではなく、塩から単一成分だけを取り出した塩化ナトリウムのこと

 

「高血圧の人は塩分を控えましょう」と言われるようになった理由

では、「高血圧の人は塩分を控えましょう」といつから、どのように、浸透してきたのかは、歴史を遡ると見えてきます。

1954年、アメリカのダール博士による調査発表がありました。

ダール博士は東北地方で脳卒中などの疫学調査を行い、この地方において非常に高い確率で発病しているという調査結果を公にしたのです。

発病の原因は、寒い地方の人がよく食べる塩を使った保存食であるたくあんや塩鮭といった食生活からくると結論づけられました。

従って、ダール博士の調査発表が後に、塩が健康に及ぼす悪影響として徐々に浸透するきっかけとなったのです。

 

でも、実は、ダール博士の調査発表は後に再調査行われ、訂正発表されました。

東北地方で脳卒中の確率が高い本当の原因は、農家の家屋構造にあることが判明したのです。

当時の農家のトイレは臭いを避けるため、母屋から離れたところに作られていて、極寒の中、離れたトイレまで行かなければならないという極端な温度差が、脳卒中の発症につながったということです。これが真実。

笑い話になりそうな話ですが、事実です。

残念ながら、こうした訂正は世に浸透することなく、先の報告だけが根強くのこり、常識化してしまいました。

 

また、ダール博士による研究報告の翌年、アメリカのメーネリー博士による発表も塩がカラダに悪影響を与えるという常識化に拍車をかけました。

10匹のラットに通常の20倍の食塩を毎日6カ月与えたところ、4匹が高血圧になったという発表です。

10匹のラットに与えた食塩の量は人にあてはめると1日当たり、200~300グラム。(人間1日10~15グラムが妥当)

こんなに塩をとると、誰でも病気になる可能性があることがわかりますよね。ラットもいい迷惑です。

だから、この研究発表もおかしいことが誰でもわかります。

歴史的に見ると、こうした研究報告から、塩がカラダに悪いということだけが、先走ったようです。

 

良質の塩がカラダに必要な理由

お相撲さんが土俵にあがり、相撲を取る前に塩をなめる姿を一度は見たことがあると思います。塩をなめるのは、気合いを入れるためではなく、筋力を上げるためです。

北の寒い地方で塩辛いものをよく摂るのは、体を温めるための知恵です。

だから、低体温の人や冷え性の人は特に良質のお塩を適量とると良いですよ。

我が家では活性酸素を取り除くパワーのある岩塩を摂っています。カラダが錆びるのを防いでくれます。究極のアンチエイジング♪

塩にはの塩との塩があります。甘みがあるのが山の塩、岩塩です。海の塩は、にがりのおかげでキリッとした辛さがあります。

スーパーでお塩を選ぶ時は原材料を必ずチェックして、塩化ナトリウムと記載してあるもの以外を選ぶようにしてくださいね。