我が子を捨て、男をとった女の性(さが)

アルマン・サラクルー氏のこの言葉を聞いたことがありますか。

「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」

私は一度聞いたら、忘れられませんでした。

この言葉を思い出す度に、I子が頭をよぎります。

今でも夢か現か幻かわからなくなる程衝撃を受けた、我が子を捨て、男をとった女がいたんです。

出会った頃のI子は、本当にキレイで、素敵な女性でした。そして、二度目の結婚をして、幸せオーラも全開でした。

ある日、私のお客様でもあった経営者S氏とI子と私の3人で、新プロジェクトを立ち上げるための打ち合わせをすることになったのです。

 

この日を境に、3人で会う頻度が随分高くなりました。ランチ後打ち合わせをしたり、打ち合わせ後食事に行ったりと、よく一緒にいましたね。

こんなに一緒にいて、よく飽きないなーと思えるくらい一緒にいたのですが、いつもあっという間に時間が経ち、お開きになる頃になると、「今日もありがとう、またね♪」という気持で次の機会を心待ちにしていました。

 

そんな中、たまたまS氏に予定があって、I子と私だけでご飯を食べていた時のことです。

I子「私、S氏みたいな人と結婚したいなぁ」と言い出すじゃないですか。

(はっ!?マジ?あんなにハゲ散らかしているオヤジと?)

ははっ、大変失礼しました。ハゲがどうのと言っているのではなく、S氏は私にとって、どうにも生理的に受け付けないタイプの人だったんです。

 

「そうなの?でも、あなた、再婚してまだ2年しか経ってないよね!?」

「うん、そうやけど、もうイヤやねん…」

いやいやいや、イヤだからと言って、もう次を考えるなんて、忍耐力記憶力も欠如しすぎている。(アルマン・サラクルー氏に代わってお仕置きしたいくらい)

 

I子は二度目の結婚の時、実の母親に「あんたは子供より男を取るタイプ」だとハッキリ言われたそうなんです。

「ふーん、お母さん、何か思うとこあったのかなぁ!?」とだけ答えました。だって、返事のしようがないと思いません??

まぁ、でも、今回に限ってはそこまで考えてないだろうと、流していたのです。

 

ところが、ある日の打ち合わせの時、娘さんと一緒に登場したのです。

低学年のとってもかわいい女の子です。「はじめまして」とご挨拶後、「どうしたの?」とI子に小声で聞くと、「家を出てきた」と。

(はぁ~、まさか、こんなにも早く、行動に移すとは…)

 

打ち合わせの間I子の娘さんは、黙々と宿題をしていました。空気がよめるとても良い子です。

逆にI子は、打ち合わせが終わっても席を立とうとしません。さすがに娘さんは退屈し始めた様子。それでもI子は、頑として席をたちません。

娘さんは退屈のあまり、とうとうカフェのテーブルに両手を置き、自分の腕に顔を埋めてしまったのです。

 

(もう終わったんだからさっさと帰ってあげればいいのに、かわいそすぎる…)

でも、この時、邪魔だったのはどうやら私の方でした。娘さんの様子が気になりながらも、場の空気から、I子はS氏と二人で話をしたいことを察知し、「お先に失礼しますね」と言ってその場から逃げるようにしてお店を後にしました。

 

プロジェクトの準備はもう完全に整ってきたし、これ以上打ち合わせも必要ないから、少し距離を置こうと思いながら帰路についたのでした。

これからどうなるんでしょうかねぇ!?^^;続きはまた!ヾ(*’-‘*)マタネー♪

クリックで応援して頂けると嬉しいです♪
にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ にほんブログ村 インテリアブログ ナチュラルインテリアへ にほんブログ村 主婦日記ブログ アラフィフ主婦へ