施設への父との面会からのとんだ土産とは~親の介護

現在、私の父は、グループホームという施設にお世話になっています。

この施設へは、日常生活に問題ないことが入所の前提です。だから、父は、身の回りのことは一応自分でできています。

父の施設への面会に行くのは私のお勤め。とはいえ、車で片道4時間程かかるので、そんなに頻繁には行けません。

実は私、小さい頃から父のことが大嫌いでした。

 

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というのは、父は、家庭を顧みることは皆無で、母を困らせてばかりいたからです。父と母はこんな人です。⇒母の結婚生活から自然に学んだこと

小学生になると、周りの人に「お父さんにそっくりね~」って頻繁に言われるようになりました。それは、それは、会う人、会う人に言われくらい頻繁に。

「えっ!?あんな顔??ふんっ(ง `ω´)ง 」って言われる度にやだな~って思っていました。

そんな父も今は施設にお世話になっていて、毎日ご機嫌に暮らしているようです。

 

この世の誰にも引けを取らないくらい自己中なので、入所が決まった時、他の入所者の人たちと仲良くやっていくように何度も何度も言い聞かせました。

その甲斐あってか、何なのかよくわかりませんが、機嫌良くやっているのは有り難いことです。

 

今年の夏まっさかりの頃、夏用のベッドパットを持って面会に行った時のことです。

私が到着したちょどその時間は、お風呂の時間だったようで、部屋には父の姿が見えません。

ナイスタイミング!ちゃっちゃとパットを交換しようと掛け布団をめくると、敷パットにう●こがついてる。

まさかのう●こ。テンション下がるわ~。

 

余計なものは見ないようにしながら、新しいパットを敷布団にはめ込もうとした時、布団の下にエロ本を発見。

高校生か!?ヾ(- -;)

おそらく、同じ施設の人にもらったのでしょう。80を過ぎてもまだエロ本見るのか。それに、布団の下に隠すとは。

情けない。

見なかったことにして、さっさとパットを取り替えたかと思うと同時に父がお風呂から帰ってきたのです。

 

ナイスタイミング~!何もかもナイスなタイミングです。

良くも悪くも…。

「シーツを替えといたよ」って言うと、「ありがとう」って。

(一応、お礼言えるんだ…)

「何か用事ある?」って聞くと、「ない」

それからたわいない会話がボソボソと続きます。居心地わるっと思っていると、

突然泣きながら、「おかあさんに、●●万円渡してやってくれ」と。

あの~、全てのお金は母が管理しているのですが、とも言えず、「わかった、わかった、伝えとくよ」と私。

切ない。なんだか、妙に切ない。あれ程、母を困らせることしかしなかった父ですが、今は、母の事が心配で心配で仕方がないようです。

 

逆に母は一人暮らしを満喫しています。父にも情というものがあったのか。泣くなよ、父さん、切なすぎる。

親に対してこのようなことしか書けない娘ですが、父が今までやってきたことが余りにも人並み外れたことなので、未だ受け入れることができません。

でも、私にできることは療養中の母に代わって、できるだけやろうと思っています。

 

介護とか親の面倒とか50歳を迎えると何かと出てくるんですね。あっという間にやってきたから心の準備とか全くしてなくて…。逆にしなかったから良かったのかもしれませんね。

来月には、また面会に行ってこようと思っています。例のベッドパットは我が家にお持ち帰り…。とんだ土産になりました。