誰にも相談できないことを聞かずして解消したカウンセラーとの出会い

フリーでの仕事の幅を拡げたい時には、交流会に出向いて、きっかけ作りをしていました。

経営者、フリーランス、働きながら密かに独立を志している人など、多くの出会いがありましたね。

中でも強烈なインパクトを残してくれたのが、カウンセラーを生業とした人でした。

この方、今では少なからず名が知れた人なので、お名前は出せませんが、H氏とここではお呼びします。

 

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H氏との出会いは、とある交流会。会場の隅っこで、異様なオーラを放つ人物を発見しました。

普段ならスルーするタイプなのですが、この時ばかりは気になって仕方ありません。話しかけてみると、カウンセラーっていうじゃないですか。

 

当時私は、気丈に振る舞ってはいたものの、突如襲ってくる不安と闘っていました。不安に襲われると、息がし辛くなるのです。

この不安は、泣くことで解消したのですが、次の日は目も顔もパンパン。決してアンパンマンに負ける気がしなかったくらい…。

 

すかさず、質問を投げかけました。「自分で、自分の、心の状態を、コントロールできますか」と。

H氏「できるよ」

ちひろ「マジっすか!?」

「どうか、教えてください」ということで、後日無料で、H氏のカウンセリングを受けることになったのです。

 

事務所にお伺いすると、無駄な物が一切ないシンプルな部屋に通されました。テーブルはなく、座り心地の良さそうなパイプ椅子が2脚あるだけ。

窓は1つもありません。窓がないせいか照明は比較的明るめ。

空間が広く確保されているので、圧迫感はなく、まさに、無の空間。音も香りもありません。全くないというのは言い過ぎですが、意識すると感じるくらいでした。

 

カウンセリングは、「はい、スタート」と始まるのではなく、「こんにちは、先日はお疲れ様でした」「誰も僕に声をかけてきませんでしたが、あなたは違いましたね」

「えぇ、物好きですから」

「僕と同じですね」

こんな会話をしながら、「最近何か変化がありましたか」という抽象的な質問がとんできます。

もうこの時点で、すっかり心を開いているので、不安要素があることをカミングアウトします。

ここから本格的なカウンセリングが始まります。

 

今、問題視している状態が、どういう状態になれば、望ましいのかを聞かれます。

私の場合、突如として襲われる不安で、呼吸がし辛くなり、この状態を脱するには泣く。泣くと次の日顔が浮腫む。泣くと解消するが、泣くことを他のことに置き換えたかったのです。

あわよくば、不安から解放されたいと。

 

でも、そんなことできるのか!?

できるよ!

 

突如として訪れる不安。不安から解放されるには泣く。泣くという行為を呼吸でコントロールし、解放に向かわせます。

H氏のリードにより、不安になった時の状態に一端、戻らされます。まるで催眠術にかかったかのように。

徐々に不安な気持ちが、真っ黒な雲が空を覆うかのように心を占領していきます。息苦しい…。

 

ここまで戻った時、呼吸に意識を向けます。唯々、自身の呼吸だけにフォーカスします。意識的に深い呼吸をします。深く吸って、吐きます。

しかも呼吸をしながら、今まで生きてきた中で、最高にハッピーだったこと、または、この上なくリラックスした時のことを、できるだけ鮮明にイメージします。

このように呼吸という行動とリラックスイメージで、マイナスの状況がプラスに書き換えられるのです。

 

「あるよ!」と言ったとおり、このセッションを機に、私は、不安に襲われることはありましたが、泣くということから解放されました。そして、やがては、不安になることさえなくなったのです。

さらに驚くべきは、私が何で悩んでいるかは全く話していないことです。解放されたい状態のみ打ち明けただけです。

こうして私は完全に悩みから解放されました。この貴重な経験から、私自身も大切な人のために、できるようになりたいと思い始めたのです。

長くなりそうなので、また書きます。