連続テレビ小説「まれ」で思い出したこと~大好きだったこと1

NHKの朝ドラには、毎回どっぷりはまっています。

今回のヒロイン土屋太鳳(つちやたお)さんは、「花子とアン」では花子の妹役としても出演されていましたね。

 

あの時は、控えめで、陰のある雰囲気の女性だったのに、今回は打って変わって元気印の役柄をみごとに演じられています。

主人公まれのまっすぐで、何事にも一生懸命な姿を見ていて、心がじんわり熱くなったり、忘れていたことを思い出させてくれます。

 

私がまだ低学年だったころ、小さな田舎町でとてもステキなパン屋さんがありました。

商店街の一角にあるこのパン屋さんが、私には異次元の世界のようでした。

薄暗い商店街の中でも、このお店だけが、煌々と光を放っているかのように見えていたのです。

このパン屋さんは、パンだけでなくケーキも売っていました。

ショーケースの中はまるで宝石箱のよう。

いくら憧れていたお店とは言え、何の用事もないのにノコノコと出かけることは、さすがにできません。

だから、ばあちゃんのお手いをして、お小遣いを貯めては、大好きだったスワンケーキを買いに行ってました。

しかも、1つだけ。笑

 

スワンケーキって知ってますか?

白鳥の形をしたケーキで、白鳥の羽の部分がシュー生地でできているのです。首はクッキーだったかな。

そして、全てのパーツをつなぎ合わせるのに、胴体にはたっぷりのカスタードクリーム、そして、トッピングには生クリーム。

ダブルクリームときた♪

もう、たまりません。

見ても楽しめ、食べるとうっとり~♪

 

そして、小学4年生になると、このケーキを自分で作ってみたくて仕方なくなったのです。

まずは、おかしの本を買いに本屋さんに行きました。『お嬢さんのためのお菓子作り』というタイトルの本でした。

お嬢さんでも簡単に作れると勘違いして買ったようです。ちなみに、ちひろはお嬢さんはありません。並の子です。

作り方も丁寧にわかりやすく書いてあったような記憶があります。

そして、作る工程の最後に必ず出てくるフレーズ「天火で焼きます」。

天火??天火ってなに~?!

この「天火」という意味が全く理解できません。肝心な天火の写真も載っていません。

だから母に聞いてみたのです。

「お母さん、天火ってなに?」

母「この魚を焼く機械のようなものじゃないかなぁ」って。

いや、違うと思う…。お菓子は焼きたいけど、魚は焼かない…。

うちの実家は、お店をやっていたので、大型の魚焼き器があったのです。

でも、子供ながらに、なんか違うと思い、いても立ってもいられなくなったのでしょう。「お母さん、天火買って!!」

普段はわがままを言ったり、自己主張をめったにしない子供だったので、母は、「ご近所の金物屋さんであるかどうか聞いておいで」って言ってくれました。

ヤッター!!

そして、天火を買いに金物屋さんへ。

果たして、天火というものが金物屋さんにあるのだろうか…。つづく

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