だんなの浮気で離婚しなかった本当の理由【エピローグ】

だんなの浮気から別れまでをシリーズで書いてきました。

全記事はこちらからご覧になれます☆ ⇒ 結婚生活での断捨離【不倫～別れ】

今更ですが、この「別れ」という言葉には、３つの意味があったのです。

１．夫の不倫相手との別れ

２．今までの自分との別れ

３．今までの生活との別れ

これら１つ１つに関しては、シリーズの中で書いてきました。先日、シリーズはまだまだ続きますよ！と書いたばかりなのですが、一端今日で終わりにしようと思います。

 

今思うに、結局私が離婚しなかったのは、「離婚しない」と決めていたからなのですね。

だんなの浮気が発覚した当時の私は、それはそれは酷い女でした。転職したばかりの仕事のストレス全てを、だんなにぶちまけていたのですから。それはまさに、言葉の暴力です。

人の良いだんなは、苦笑しながら、流してくれていました。だんなにしてみれば、理由もなく毒づかれて、言い返すことも許されず、なんでこんなこと言われないといけないのだろうと思っていたに違いありません。

 

姉から言われた「Nちゃんが浮気しているのは、わかった。でも、こんなことになったのはNちゃんだけに原因があるとは思えない。ちひろにもあったんじゃない？」

全く持って、否定のしようがありません。姉の言葉を真摯に受け止め、私にできる限りのことはやろうと決めたのでした。

自らの言動を戒め、改善すると。

 

私が望んだ結婚生活は穏やかな生活でした。この生活を取り戻すべく、オッサン化はしましたが、なんとかやってきました。

覚悟をしたとはいえ、それはそれは長く険しい道のりでした。途中、くじけそうになることなんて、数えきれません。

 

離婚しなかったのが、良かったのかどうか、正直、今でもわからなくなる時もあります。でも、結婚ってそんなものかなとも思ったり。

おそらく、その答えは、どちらかがこの世を去った時、または残された時にわかるかもしれません。その時まで楽しみにとっておくことにします。

 

今は、本当に、穏やかな暮らしをしています。

夫婦の間に生じたわだかまりは、まるで巨大な氷のようでした。巨大な氷は、冷蔵室の中では、少しずつではありますが、溶け始めます。

庫外に出すと、四季の気温の変化とともに、溶けやすかったり、溶けにくかったり、状況に応じて溶ける速度が変化します。

状況が変化するから、簡単には溶けず、何年も何年も費やして、やっと水となり、跡形もなく消え去るのです。

もしかしたら、まだ溶けている最中かもしれませんね。

 

でも、今感じている穏やかでしあわせな生活を、今後も愉しみたいと思っています。そして、今までの生活で、手にすることができたプラスのことも少しずつお伝えしていきます。

どうぞおつきあいください。ネタは尽きません（笑）。次回はタンス預金の話にしようかな。

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